どの派閥にも属しないためには

会社に勤める以上、逃れられないのが社内政治。大なり小なり、どんな会社にも存在しています。自分は関係ない!といえればいいのですが、なかなかそう上手くはいかないものです。どうすれば会社内の争いに巻き込まれずに、上手く立ち回ることができるでしょうか。
そもそもなぜ社内政治ができてしまうのか。考えられるのは、派閥争いや出世競争、権力争いなどでしょう。
これらの特徴として、どちらの陣営についているか、明確に色分けしたがる点が挙げられます。「あいつは、俺の言うことなら何でも聞く」だとか、「彼はあっちの人間だから」などの言質が飛び交っていると要注意です。あなたも知らぬ間に、どちらかの陣営に引き込まれていた、なんてことになってしまいます。
では、どのように対処するのが良いのでしょうか。まず、社内政治には良い面もあると知っておくことが大切です。お互いに切磋琢磨することで、より良い仕事の成果が得られることもあります。
一方悪い面はその反対です。互いに相手のミスばかりを指摘し、足の引っ張り合いをして、仕事の目的を見失ってしまいがちです。そうならないためにも、仲介者の役割を持つ人間が必要です。
実は争っている当事者たちも、平等に判断を下してくれる第三者の存在を望んでいるものなのです。「この人が言うのならそうなのだろう」と、どちらの陣営も納得させられる人は、両者にとっての緩衝材であり、会社に必須の人材です。
もしあなたが、社内の争いにむやみに巻き込まれたくないと思うのであれば、このような役割を担える存在になりましょう。もちろんそのためには、有無を言わせないだけの仕事のスキルが必要になります。